パソコンのデータは、業務上使用するWordやExcelのファイルデータに加え、デジタルカメラの高画素化に伴うデータサイズの増大、ハイビジョン放送録画の高画質化により、内蔵ハードディスクだけでは足りなくなってきています。保存し続けたとしても、内蔵ハードディスクの空き容量が少なくなるとパソコンの動作に悪影響を与えます。このようなトラブルを避ける方法としては、外付けの大容量のハードディスクを利用する方法があります。大容量の外付けのハードディスクには、次のような種類と機能があります。

 

■ポータブルHDD

手のひらくらいのサイズで持ち運びに便利な大きさのハードディスクドライブです。

USBバスパワーで駆動するので、本体のみの持ち運びで使用できます。自宅や会社などの離れたパソコン間でのファイル共有を目的として使用することができ、USBメモリに保存できないような大容量ファイルの持ち運びに適しています。

 

■据え置きHDD

1台のパソコンに接続したまま使用することを目的として据え置きタイプです。

 

■ネットワーク接続型HDD(NAS)

ネットワーク内の複数台のパソコンからアクセスできるタイプで、ルータの空き端子にLANケーブルで接続すれば、ケーブルをつなぎかえる手間もなく、LAN内のパソコンを共有することができます、

 

■RAID対応HDD

ファイルの高速な読み書きやデータを2重に保存するミラーリング(RAID1)にも対応しているので、外付けハードディスク内の複数台のうち1台のハードディスクが故障した場合でもデータを安全に守ることができます。

 

■テレビ録画対応HDD

パソコン用としてだけでなく、USB端子のあるテレビに接続して番組録画が可能なタイプです。

 

現在、上記のようなハードディスクが販売されているが、最近の製品の特長として高速なデータ転送が可能なUSB3.0タイプがあります。USB3.0とは、外付けハードディスクドライブやパソコンへの搭載が進んでいるUSBの高速転送規格です。外付けハードディスクドライブとパソコンの両方が対応していれば、転送速度はUSB2.0のおよそ3~4倍に向上します。USB3.0端子の見分け方は端子の接続部分が青色のタイプとなります。最近販売されているパソコンのUSB接続部分が青色の場合には、USB3.0に対応しています。外付けハードディスクドライブがUSB3.0でパソコンがUSB2.0の場合には、USB2.0での転送速度にて使用することもできます。

 

そして、消費電力を抑えた電源連動機能もあります。パソコンの電源が切れると、外付けハードディスクドライブの電源も自動でOFFになる連動機能があります、パソコン未使用時の稼働をなくすことで、無駄な電力を抑えることができます。テレビ番組録画対応の製品の中には、録画開始と同時に起動する機能を持った製品も販売されています。

 

テレビに接続して使用する外付けハードディスクドライブには、1TB(テラバイト)、2TB、3TBのタイプがあります。録画時間の目安は、ハイビジョン(20Mbps)の場合1TBで約106時間、2TBで約213時間、3TBで約319時間録画することができます。ハイビジョンより画質を低くすると録画時間を増やすこともできます。

 

今までのコラムで紹介しているクラウドサービスもありますが、サイズがGB(ギガバイト)もある大きなデータの場合、クラウドサービスに転送する時間がかかりすぎてしまうので、外付けハードディスクドライブとクラウドサービスを使い分けると、データ管理をスムーズに行うことができます。