2020年1月14日にサポート終了するWindows7の注意点

2020年1月14日にウィンドウズのOS(Operaring System)であるウィンドウズ7のサポート期間が終了します。2019年12月上旬からウィンドウズ7を起動するとウィンドウズ7のサポート期間終了のお知らせ画面が表示され始めました。私のパソコンサポートしている企業様でも約30パーセントがウィンドウズ7を使用している現状があり、サポート期間終了までにパソコンを全台買い替えることを検討している企業も多くいる現状です。ウィンドウズ7サポート期間終了の警告画面を無視して使用し続けることもできますが、おすすめできない点があります。

以前、ウィンドウズXPのサポート期間終了の時と同様に、アプリケーションソフトウェアや周辺機器が使用できない状況に陥ることがあります。

また、サポート期間が切れたウィンドウズ7にはセキュリティの更新が提供されません。そのため、新種のウィルスや詐欺サイトなどに対して無防備な状態になってしまうので、とても危険な状態になってしまいます。

上記のような危険性を避けるために、サポート期間終了前に、ウィンドウズ10に切り替えておくことをお勧めします。ウィンドウズ10にする方法は3種類あります。

1つ目は、現在使用しているウィンドウズ7パソコンをウィンドウズ10に上書きアップグレードする方法です。OSだけを入れ替えて、個人データはそのまま使用することができます。ただし、ウィンドウズ7で使用していたパソコン機器の部品がウィンドウズ10に対応していない場合にはアップグレードすることができないので、メーカーホームページも確認してください。上記操作を行う前には、必ず、データのバックアップを外付けハードディスクドライブやUSBメモリに行うようにしましょう。もしくは、クラウドサービスを使用して重要なデータはバックアップを行うようにしてください。

2つ目は、

パソコンをフォーマットせずにウィンドウズ10をクリーンインストールする方法です。OSを新規インストールして、個人データは一時的に退避してインストールする方法です。上記操作を行う前には、必ず、データのバックアップを外付けハードディスクドライブやUSBメモリに行うようにしましょう。もしくは、クラウドサービスを使用して重要なデータはバックアップを行うようにしてください。

3つ目は、ハードディスクドライブやSSD等のストレージをフォーマットしてOSを新規インストールする方法です。個人データは完全に消去されるので、データバックアップを確実に行った後にフォーマットするようにしましょう。

ウィンドウズ10搭載の新たなパソコンを購入する以外の方法として、上記3種類の方法がありますので、現在お持ちのパソコンの状況に合わせて選択していきましょう。

ウィンドウズ7からウィンドウズ10にアップグレードすることで、動作が重くなるのではないかと心配されている方も多いと思います。ウィンドウズ8から高速起動の機能が導入されているので、同性能比較してもウィンドウズ10の方が起動時間の点でも短くなっています。また、ハードディスクやグラフィックスの速さを計測する総合ベンチマークで比較した場合でもアップグレードの前後での差はほとんどない状態です。ウィンドウズ7からウィンドウズ8.1にアップグレードする方法もありますが、ウィンドウズ8.1は2023年1月にサポート期間が終了する予定です。ウィンドウズ10はサポート期間の終了が無い状況ですので、ウィンドウズ10へのアップグレードがおすすめです。

仕事で使用する上で、ワードやエクセル、パワーポイントのOffice製品のバージョンにも注意しましょう。ウィンドウズ7がインストールされているパソコンには、通常Office2010がインストールされています。Office2010は2020年10月13日にサポートが終了するので、Office365の月額版、年間版、買い取りタイプへの変更も検討していきましょう。データをクラウドに保存することを検討されている方はOffice365がおすすめです。

Office製品以外のソフトウェアにおいて、ウィンドウズ10にアップグレードして無くなったソフトウェアもあります。一番良く利用されているソフトウェアとしては、インターネットを閲覧する時に使用するインターネットエクスプローラーですが、ウィンドウズ10では「マイクロソフトエッジ」というソフトウェアが標準使用されています。Webページは、HTMLやJavaScriptなどのプログラミング言語で書かれています。マイクロソフトエッジは、こうしたプログラムの処理、特にJavaScriptで書かれたプログラムの処理が強化され、表示スピードが大幅に速くなっています。今まで通り、インターネットエクスプローラーを使用したい場合には、画面左下のスタートボタンをクリックし、プログラム一覧からWindowsアクセサリをクリックするとインターネットエクスプローラーを起動することができます。

その他には、

・DVDメーカー

・メディアセンター

・デスクトップガジェット

・DVD再生機能

・USBフロッピーデバイスドライバー

・ソリティア、マインスイーバ等の一部のゲーム

が、ウィンドウズ10では使用できなくなっていますので、注意してください。

2020年1月14日にサポート終了するWindows7ですが、上記の注意点に気をつけながら、新たなOSであるウィンドウズ10に移行して業務に活用していきましょう。

以上

シースリー中嶋講師

シースリー中嶋講師株式会社シースリー代表取締役

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パソコンスクールシースリー(株式会社シースリー)のパソコンインストラクターです。2001年からパソコンインストラクターを始め、多くの法人様(150社以上)、個人のお客様(4500名様以上)のパソコンスキルアップをサポートしてきました。今までの経験を元に、これからパソコンを始める方、スキルアップしたい方向けに情報発信しております。パソコン個別指導、家庭教師、法人研修をご希望の方は、http://www.pc3.jp までご連絡ください。皆様のご利用をお待ちしております。

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