パソコンを購入してから数年経過した方の中には、「なかなかデータが開かない」「ソフトウェアを起動しようとしても時間がかかるようになってきた」という方も多いのではないでしょうか。パソコン動作の快適さは、内蔵ドライブの性能に大きく左右されます。今回のトピックスでは、3種類の内蔵ドライブの違いと圧倒的な速さのSSDについて紹介します。

現在、パソコンの内蔵ハードディスクは3タイプ存在します。各ハードディスクの特徴、長所、短所は下記の通りです。

<HDD(ハードディスク):Haed Disk Drive>
■特徴
パソコンの内蔵記憶装置として最も多く使用されています。高速回転する磁気円盤に磁気ヘッドでデータを記憶する仕組みです。デスクトップでは円盤の直径が3.5インチタイプ、ノートパソコンでは2.5インチタイプが使用されています。

■長所
・データ容量が大きい。
・データ容量あたりの単価が安い。

■短所
・ハイブリッドHDDやSSDよりもデータの読み書きスピードが遅い。
・衝撃に弱い。

<ハイブリッドHDD:Hybrid Haed Disk Drive>
■特徴
HDDとSSDを合体させたドライブです。数GBの少容量のフラッシュメモリをキャッシュとして搭載し、頻繁に使うデータをフラッシュメモリに保存して読み書き速度を向上できます。通常のHDDよりもファイルの読み書きが高速です。

■長所
・データ容量が大きい。
・ランダム読み書きが速い。

■短所
・SSDよりデータの読み書きスピードはが遅い。
・衝撃に弱い。

<SSD(エスエスディ)>
■特徴
フラッシュメモリーにデータを記憶する高速ドライブ。高性能のコントローラーを使って複数のフラッシュメモリーを効率良く読み書きします。駆動部品がないので落下に強く、低消費電力で動作します。

■長所
・HDDより圧倒的に速い。
・衝撃に強い。

■短所
・データ容量がHDDに比べると少なめである。
・データ容量当たりの単価が高い。

上記3種類のデータの順次(大容量データ)読み出し速度は、SSDが550MB/秒、ハイブリッドHDDが120MB/秒、HDDが120MB/秒で、SSDが圧倒的な速さです。ランダム(細かいファイル)読み出し速度は、SSDが450MB/秒、ハイブリッドHDDが80MB/秒、HDDが30MB/秒で、ハイブリッドHDDがHDDよりも速い特徴があります。このように、SSDは今までのHDDに比べ、データの読み出し速度が向上しているので、「なかなかファイルが開かない」「ソフトウェアが起動するのが遅い」というストレスから解放されます。

SSDを使用する際に注意することは、HDDに使用していた「デフラグ」を行わないことです。デフラグとは、ドライブ内のファイル配置を変えることで読み書き速度を向上する仕組みのことです。HDDの場合は、磁気ヘッドが効率良く読み取れるように磁気円盤状のデータを再配置することでアクセス速度が向上します。しかし、SSDではデータの再配置は無意味で、逆にSSDの寿命を縮めてしまいます。SSDでは、「デフラグ」ではなく「トリムコマンド」が実行され、使用不可になった領域を空き領域に戻し、長期間利用した際の性能低下を防いでくれます。

現在使用中のパソコンの内蔵ハードディスクを交換するか、新たなパソコンを購入する際にSSDタイプを購入するなど、パソコンを使用する際の効率を改善することが可能となりますので、ぜひ、ご検討ください。

以上