パソコンの買い換えやパソコンの故障により、今まで使用してきたパソコンを廃棄しなければならないことがあります。

ほとんどの自治体がパソコンの廃品回収を行っていないため、決められた手順で廃棄する必要があります。

資源有効利用促進法に基づき、メーカーが回収と再資源化を行います。

申し込みから廃棄するまでの手順は下記のとおりです。

  • パソコン本体に貼ってあるシールに「PCリサイクルマーク」が付いていることを確認してください。「PCリサイクルリサイクルマーク」が付いていると無料でリサイクル申請を行うことができます。付いていない場合には、有料となります。現在、ノートパソコンの場合、1台3240円。デスクトップパソコンの場合、1台3,240円。液晶モニターの場合、1台3,240円が必要となりますが、詳細は各メーカーホームページにて紹介されていますので、ご確認ください。
  • 各メーカーのホームページからリサイクル申請を行います。パソコンの型番と製造番号、氏名、住所、電話番号を入力して申請してください。
  • 申し込み後、1週間程度で「エコゆうパック」伝票が届きます。

2003年9月以前のパソコンの廃棄を申請すると、メーカーからリサイクル料金の払込み用紙が送られてきます。

  • 廃棄するパソコンをビニールのゴミ袋に入れます。ACアダプターやマウスも一緒に入れれば廃棄することができます。
  • 廃棄するパソコンを入れたゴミ袋に「エコゆうパック」伝票を貼りつけて郵便局に持ち込むか、集荷を希望してください。以上で、完了です。

 

パソコンを廃棄する上で重要なことは、パソコン内のデータ消去です。仕事で使用しているパソコンの場合、顧客情報や社内文書、送受信したメール等のデータが残っています。プライペート用のパソコンでも、自分や家族の写真、ネットショッピングに使用したクレジットカード情報、ネットバンキング等のWebサービスのID情報が残っています。これらの情報が漏洩しないように、データを消去する必要があります。

ハードディスクからデータを読み出せないようにするには、データ抹消ソフトでデータを読み出せないようにするか、ハードディスクを物理的に壊す方法があります。

下記の方法では、データを復活できる可能性があるので、注意してください。

■データをゴミ箱に入れる

■ゴミ箱を空にする

■リカバリー(再セットアップ)する

 

パソコンデータの消去ソフトウェアは市販のものもありますが、メーカーの付属ソフトにて対応することも可能です。各メーカーにより、ソフトウェアの名称が違うので、下記を参考にしてください。

■NECの場合、「ハードディスクのデータ消去ツール」

■東芝の場合、「HDDデータ消去」

■富士通の場合、「ハードディスクデータ消去」

■SONYの場合、「VAIOデータ消去ツール」

2003年以降の機種には、上記ソフトウェアが追加されているものが多いので、付属の説明書を参考にしてください。各ソフトウェアには消去方法が数種類あります。「固定データの書き込み」や「DoD標準」等の方法がありますが、ハードディスクに残っているデータに特殊なデータを1回上書きする「固定データの書き込み」方法が短時間で行えます。よりセキュリティを高めたい場合には「DoD標準」にて消去作業を行ってください。

 

ハードディスクを物理的に壊す場合には、下記の3通りの方法があります。

  • 電動ドリルでハードディスクに穴を開けます。私も何度か行っていますが、ハードディスクのケースの厚みがあるので、1分くらいかけてケースと記憶層を貫通できました。
  • ハードディスクの端子部分をドライバーで壊します。端子部分を破壊すれば、データを読み出せなくなるので、パソコン本体からハードディスクを外し、直接、破壊することができます。
  • ハードディスク内の基板を取り外します。ただし、特殊なドライバーが別途必要となります。基板がなければデータの読み出しができなくなります。

 

データ消去方法が難しい場合には、家電量販店にて有料で行っているところもあります。パソコン廃棄時には、データ漏えい防止のため、データ消去を必ず行うようにしていきましょう。